こんにちは!薬剤師の楠木です。
薬剤師の就職・転職先として真っ先に思い浮かぶのは、病院、調剤薬局、ドラッグストア、そして製薬企業などですよね。
「でも、他にも薬剤師の資格を活かせる仕事ってないのかな?」「今の職場とは全く違う環境で働いてみたい!」と気になっている方もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな王道以外の少し珍しい働き方にフォーカスを当ててみます!漢方薬局から、話題のオンライン診療、保険のライフプランナーまで、それぞれの仕事内容や年収、そして「どんなタイプの人が向いているのか」を詳しく解説していきます!
病院、薬局、企業以外の薬剤師のお仕事は?
《漢方薬局・サロン》
お客様の健康相談に乗り、中医学(中国の伝統医療)に基づいて体質を特定し、漢方処方によって体質改善を図るお仕事です。昔ながらの佇まいの漢方薬局もあれば、最近はお洒落なカフェのような漢方サロンまであり、働きやすさも多様化しています。
医薬品ではないため直接的な効能を謳うことはできず、いわゆる「未病」の領域へのアプローチになります。しかし、西洋医療ではどうにもならなかった不調を抱える人にとって、最後の砦になることも少なくありません。何より、処方箋がなくても、薬剤師自らの判断で患者さんに合わせた処方設計ができるという点が、大きなやりがいに繋がるポイントです!
《オンライン診療の管理薬剤師》
近年急増している、24時間オンラインで診療を受け付けてくれるサービスに関連するお仕事です。往診を行う医師はある程度の定番薬セットを携帯し、その中から処方するため、薬剤師が夜勤で処方に直接対応するようなケースは多くありません。
しかし、事業所では薬を扱うため薬剤師の配置が必須となります。主な仕事内容は、医薬品の供給状況を把握して適切な往診セットを用意したり、事業所の在庫管理を行ったりすること。目の前で患者さんが待っているわけではないため、調剤薬局のような「早く出さなきゃ!」というプレッシャーがなく、落ち着いて仕事ができるのが魅力です。
《化粧品の販売・マーケティング》
化粧品類の店舗販売スタッフ、またはWebやSNSを使ったマーケティングを行うお仕事です。薬剤師の持つ皮膚科学や成分の知識は、化粧品業界でも非常に重宝されます。
特にマーケティング部門では、薬機法(旧・薬事法)の知識が必須となるため、薬剤師免許が活きる場面も。SNS運用の副業経験があったり、自分やお店のアカウントをバズらせた経験がある人は、そのスキルを存分に発揮できるフィールドかもしれませんね!
《保険のライフプランナー》
会社や個人宅を訪問して、生命保険や医療保険などの商品を営業するお仕事です。一見、薬剤師とは無関係に見えるかもしれませんが、実はかなり相性が良い職業でもあります。
保険の多くは、将来の病気や怪我に備えるためのものですよね。医療費のリアルな事情や、病気のリスクを現場で見て知っている薬剤師の言葉には、他職種にはない抜群の説得力があります。周りにはあまりいないかもしれませんが、実は薬剤師が活躍できる隠れたフィールドなのです。
《国家試験予備校の講師》
薬学生向けに、薬剤師国家試験対策の講義を行うお仕事です。国家試験合格という明確な実績を出さないといけないため責任は重大ですが、その分やりがいもひとしおです。
ただ教科書を読むだけでなく、学生に居眠りせず聞いてもらえるように、面白い講義の構成を練ったり、クスッと笑えるような覚えやすい語呂合わせを考えたりするところに、この仕事ならではの面白みがあります。教えることが好きな人には天職と言えるでしょう。
それぞれの働き方は?
《漢方薬局》
基本的に開局時間の中でのシフト制になります。多くは予約制を採用しているため、突発的な混雑による残業は少ない傾向にあります。ただし、勤続年数に応じて事務作業や管理業務が増え、その分の残業が発生することはあるかもしれません。また、相談応需だけでなく、健康茶などの物販要素も含まれます。
入社後、国際中医師などの民間資格の取得を求められるケースも多く、薬学部の必修講義レベルでは足りない分野になるため、入社後も継続してたくさん勉強が必要になる覚悟は必要です。
《オンライン診療の管理薬剤師》
基本的に往診に同行するわけではないので、事業所の定める時間内に勤務します。比較的新しい業態のため、業務フローの構築など「やることは無限にある」状態かもしれませんが、少なくとも緊急に呼び出される可能性は低いため、突発的な残業は発生しにくい環境です。
《化粧品販売・マーケティング》
店舗販売スタッフの場合は、営業時間や混雑具合に応じたシフト制になります。土日祝も営業しており、むしろ土日の方が繁忙日である可能性が高いため、「平日休みが欲しい!」という方にはとてもおすすめです。一方、本部でのマーケティング業務などの場合は、土日祝休みになる場合が多いです。
《保険のライフプランナー》
最初は先輩に同行して業務を覚えるため時間に縛りがありますが、一定期間を過ぎて独り立ちすれば、いつ・どこで働いても自由という「フルフレックス&フルリモート」が可能な環境になります。新規契約が毎日のようにゴロゴロ取れるわけではないので、基本的には決まったお客様を定期的に訪問し、見直しの提案やフォローアップをするのがメインの動きになります。
《国家試験予備校の講師》
国試浪人生向けに日中の予備校で講義をするか、全国各地の大学からの依頼で現役生向けの国試対策講座へ出張するかになるため、基本的には日中の講義と、その合間の授業準備がメインになります。
授業のコマ割りによっては空き時間ができたり、早帰りができたりする日もあるかもしれませんが、ライフプランナーのように「完全自由」とまではいかなそうです。
気になる年収は?
《漢方薬局》
新卒、または中途未経験で入社する場合の年収は、350万円〜スタートが多いです。法的には薬剤師資格がなくてもできる業務(登録販売者などでも対応可能な範囲)も含まれるため、一般的な調剤薬局よりは少し年収が安めになる傾向があります。
《オンライン診療の管理薬剤師》
オンライン診療関連は、勢いのあるスタートアップ企業が多いため、成長期のうちに入社してコアメンバーになれれば500万円くらいを狙える可能性も十分にあります。
《化粧品販売・マーケティング》
基本的には店舗販売やWebマーケティングなどは未経験からのスタートになる方が多いと思いますので、300〜400万円でのスタートになるのが一般的です。店長クラスやマーケティングの成果次第で昇給を目指す形になります。
《保険のライフプランナー》
初年度は400万円前後で固定給が支払われますが、OJT期間(約2年くらい)を過ぎると完全歩合制(フルコミッション)になることが多いです。新規契約のインセンティブは50〜100%、次年度からも数年間は数%の継続報酬が入るため、契約が1件取れるだけで年収が数十万円変わります。
ゆえに、頑張れば年収1000万円以上も狙える夢のある世界ですが、うまくいかなければ1円も稼げない…なんてこともある実力主義の世界です。
《国家試験予備校の講師》
300万円台から、多くても400万円でのスタートが多いです。調剤業務を行わないため薬剤師手当がつかないことが多く、新卒で薬局に入るよりは少なめの印象を受けます。カリスマ講師になれば道は開けるかもしれません。
どんな人が向いてる?タイプ別適職診断
ここからは「白衣の転機」独自のタイプ別診断をもとに、それぞれの職種にどんな人が向いているのかを解説していきます!(※一部、五行などの東洋占術ベースの要素もカッコ内に補足しています)
《漢方薬局》
自分で判断して処方設計をする、ということが得意な人に向いています。「患者さんの役に立ちたい!」という気持ちが強すぎたり、気を遣いすぎるタイプの方だと、「本当にあの処方で良かったのかな…」という不安が常につきまとい消耗しやすいので要注意です。
⭕️ 向いている人
開拓者タイプ、仕掛け人タイプ、熱血漢タイプ、探究者タイプ、ボスタイプ、教育者タイプ、革命家タイプ、アーティストタイプ、冒険者タイプ、策士タイプ
❌ 向いていない人
努力家タイプ、調整役タイプ、ムードメーカータイプ、共感者タイプ、守り神タイプ、サポータータイプ、調停者タイプ、スペシャリストタイプ、役者タイプ、癒し手タイプ
《オンライン診療の管理薬剤師》
医者や看護師とうまく連携をとって、医薬品在庫の確保などを行う必要があるため、高いコミュニケーション能力が必要となります。また、新型コロナのようなパンデミックが再び起こった場合はかなり多忙となることも予想されるので、それなりに体力と気力がある方が良いでしょう。
⭕️ 向いている人:
在庫管理が得意で計画性があり、他職種との連携が苦にならないタイプ(※身強、土=在庫管理、連携=乙、計画性=木 の要素を持つ方)
❌ 向いていない人:
突発的な多忙さや、柔軟な対応が極端に苦手な方
《化粧品販売・マーケティング》
店舗販売スタッフ・マーケティングともに、美的センスに長けている人がおすすめです。華やかな世界に見えますが、地道な分析や接客力が求められます。
⭕️ 化粧品販売に向いている人
開拓者タイプ、仕掛け人タイプ、熱血漢タイプ、探究者タイプ、アーティストタイプ、冒険者タイプ、策士タイプ
(※身強、土、辛、乙、癸 の要素を持つ方)
❌ 化粧品販売に向いていない人
努力家タイプ、ムードメーカータイプ、共感者タイプ、役者タイプ、癒し手タイプ
⭕️ Webマーケティングに向いてる人
仕掛け人タイプ、革命家タイプ、アーティストタイプ
(※辛、乙、火、水 の要素を持つ方)
❌ Webマーケティングに向いてない人
調停者タイプ、スペシャリストタイプ
《保険のライフプランナー》
営業向きの押しが強くパワフルな人。ウザがられてもめげないメンタルの強さ、もしくは人当たりが良く、何度も根気よく顔を見せているうちに自然と信頼される人が向いています。
⭕️ 向いている人
仕掛け人タイプ、熱血漢タイプ、探究者タイプ、ボスタイプ、教育者タイプ、革命家タイプ、アーティストタイプ
❌ 向いていない人
ムードメーカータイプ、共感者タイプ、守り神タイプ、サポータータイプ、調停者タイプ、スペシャリストタイプ
《国家試験予備校の講師》
要領良く勉強するのが得意な人に向いています。学生相手のビジネスですから、飽きさせないような面白い授業・面白い語呂合わせなどを考える「発想力」が大切です。また、楽しく喋りすぎて授業が終わってしまった…なんてことがないように、限られた時間の中でカリキュラムを進める「計画性」も大事になります。
⭕️ 向いている人:
論理的思考やひらめきを持ち、カリキュラム通りに進める計画性があるタイプ(※身強、カリキュラム=木、論理的=金、ひらめき=火・水 の要素を持つ方)
❌ 向いていない人:
人前で話すのが極端に苦手な方や、時間管理ができない方
まとめ
いかがでしたでしょうか?「薬剤師=薬局・病院」というイメージが強いですが、実はこんなにも幅広いフィールドで資格や知識を活かすことができます。
もし「今の職場の雰囲気が合わない…」と悩んでいるなら、全く違う業界に飛び込んでみるのも一つの手です。自分の強みやタイプに合った環境を見つけて、イキイキと働ける場所を探してみてくださいね!
\ あなたに合った職場を探すなら /
スキルの幅を広げられる求人に強い転職エージェントはコレ!
マイナビ薬剤師
大手人材会社マイナビが運営。企業求人や異業種の求人に非常に強く、キャリアアドバイザーが直接会って面談してくれるため、新しい働き方に挑戦したい方の相談相手として非常に心強い存在です。
マイナビ薬剤師についてはコチラdoda(デューダ)
総合転職エージェントとして圧倒的な知名度を誇ります。薬剤師特化サイトにはない「一般企業」の求人を多数保有しているため、マーケティングやライフプランナーなど、異業界へ挑戦したい方に必須のサービスです。
dodaについてはコチラ薬キャリ
エムスリーグループが運営する、薬剤師登録者数No.1の定番サイト。情報収集力が圧倒的で、珍しい業態やスタートアップのオンライン薬局などの求人が見つかることも。まずは登録しておきたい王道のエージェントです。
薬キャリについてはコチラ