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タイプ別薬剤師適職診断

病院薬剤師の仕事は?働き方や向いているタイプを徹底解説!

楠木 かなえ

楠木 かなえ

企業・薬局経験薬剤師

こんにちは!薬剤師の楠木です。
薬剤師の転職を考える時、「いつかは病院で働いてみたい!」と憧れを抱く方は少なくありません。
でも、「調剤薬局と比べてどれくらい大変なんだろう?」「夜勤とか残業って実際どうなの?」「自分の性格的に病院でやっていけるかな?」と、リアルな実態が見えずに足踏みしてしまうこともありますよね。
そこで今回は、病院薬剤師の具体的なお仕事内容から、気になる働き方や年収事情、そして「病院の機能(種類)ごとにどんなタイプの人が向いているのか」まで、分かりやすく丁寧に解説していきます!

病院薬剤師のお仕事は?

病院薬剤師の主な仕事は、外来患者さんへのお薬の対応はもちろんのこと、入院患者さんに対して安全で効果的な薬物療法を提供することが大きなウェイトを占めます。

病棟に上がって患者さんのベッドサイドで行う服薬管理指導業務や、医師・看護師・栄養士など他の医療スタッフと連携して治療にあたる「チーム医療」への参画(NST、ICT、緩和ケアチームなど)も重要な役割です。また、院内の医薬品情報を一元管理し、医師からの問い合わせに対応するDI業務(医薬品情報管理業務)も担います。

さらに、一般的な調剤薬局ではほぼ扱うことのない「注射剤の調剤(ミキシングなど)」を扱うのも病院薬剤師ならではの特徴ですね。
ひとくちに「病院」と言っても、急性期なのか慢性期なのか、働く病院の機能によって業務の方向性や求められるスキルが大きく異なってくるのが面白いところです。

病院薬剤師の働き方

気になる働き方ですが、基本的には外来も入院患者さんの診察も日中に行われるため、平日の日勤(例えば8:30〜17:00など)がベースとなります。

しかし、病院の場合は外来が閉まっている時間帯や休日であっても、入院患者さんが常にいらっしゃいます。そのため、夜間や休日も当直(または夜勤・休日出勤)としてシフトに入ることがあります。その場合は、平日に代休がもらえるシステムになっていることがほとんどです。
とはいえ、慢性期や回復期をメインとする病院であれば、患者さんの容態が急変することは少ないため、夜間休日の出勤自体がない(日勤のみ)という病院も実は結構あるんですよ。

残業についてですが、平均的な残業時間は月15〜20時間ほどと言われています。ただし、大学病院や急性期病院など、急患や急変が日常茶飯事の忙しいところでは、どうしても突発的な残業が発生しやすくなります。また、学術活動に力を入れている病院だと、学会発表の準備のために居残りをする……なんていうケースもあります。

病院薬剤師の年収は?

「病院はやりがいがあるけどお給料が安い」というイメージを持たれがちですが、実際はどうなのでしょうか?
新卒で入職した場合、年収は400万円程度からのスタートになることが多いです。その後、経験を積んで30代になると500万円台に乗ってくる人も出てきます。

確かに、基本給の部分だけで比較すると調剤薬局やドラッグストアの薬剤師よりも低いと言われることは多いです。しかし、実際には「当直手当」や「夜勤手当」がしっかりつくため、トータルで受け取る年収としては薬局薬剤師とそこまで大きな差が出ないことも珍しくありません。
「夜間の勤務がそれほど苦にならない」という方にとっては、やりがいと安定した収入を両立できる、決して悪くない年収だと言えます。

どんな人が向いてる?病院機能別適職診断

病院のお仕事は、その病院が担っている役割(機能)によって求められるスピード感や適性がガラリと変わります。
ここからは「白衣の転機」独自のタイプ別診断をもとに、どんなタイプの人がどの病院に向いているのかを解説していきます!

《大学病院・特定機能病院》

がんや難病の最新治療、高度な手術などを行う、まさに「医療の最前線」です。
ここでは非常に細分化された専門チーム(がん専門、感染症専門など)で動くことが多く、最新の治療プロトコルの作成や、新薬の開発データ集めである「治験」にも深く関わります。また、薬学生への指導を行ったり、自身も研究をして論文を書くといった「アカデミックな業務」のウェイトが非常に高いのが特徴です。

⭕️ 向いている人

仕掛け人タイプ、ボスタイプ、教育者タイプ

最新の知識を貪欲に吸収し、人に教えたり組織を牽引していくことにやりがいを感じる人に向いています。

向いていない人

守り神タイプ、サポータータイプ

ルーティンワークを静かにこなしたい人や、裏方に徹したい人にはプレッシャーが大きすぎるかもしれません。

《急性期・救急病院》

(救命救急センターなど)脳卒中や交通事故など、1分1秒を争う緊急性の高い重症患者さんが運ばれてくる現場です。
最近は薬剤師もICU(集中治療室)や救急外来に常駐するケースが増えています。意識のない患者さんの持参薬を瞬時に突き止めたり、医師や看護師の横で注射薬の配合変化をその場で判断したりと、じっくり話を聞くというよりも「その場の的確な判断とスピードが命を救う」非常にタフでやりがいのある現場です。

⭕️ 向いている人

開拓者タイプ、仕掛け人タイプ、ボスタイプ、教育者タイプ、革命家タイプ、アーティストタイプ、冒険者タイプ、策士タイプ

臨機応変な対応が得意で、プレッシャーの中でも冷静に自分の頭で考えて行動できる人が活躍できます。

向いていない人

努力家タイプ、調整役タイプ、調停者タイプ、スペシャリストタイプ

マニュアル通りにコツコツ進めたい人や、突発的なアクシデントでペースを乱されるのが苦手な人には不向きです。

《一般の総合病院(中〜大規模)》

子どもの肺炎から高齢者の骨折、一般的な外科手術まで、その地域の幅広い疾患に対応する病院です。
調剤室での調剤業務から始まり、病棟での服薬指導、DI業務などをローテーションで広く経験できることが多く、いわば「病院薬剤師としての基礎体力がすべて身につく」王道の環境と言えます。また、退院後の生活を見据えて地域の調剤薬局と情報共有を行う「薬薬連携」にも力を入れています。

⭕️ 向いている人

仕掛け人タイプ、熱血漢タイプ、探究者タイプ

様々な業務に好奇心を持って取り組み、地域医療に幅広く貢献したいという情熱がある人にぴったりです。

向いていない人

ムードメーカータイプ、共感者タイプ

感情移入しすぎてしまう人や、とにかく楽しくワイワイ働きたい人には、少しドライで業務過多に感じるかもしれません。

《回復期・慢性期病院》

急性期の激しい治療を終え、リハビリをして自宅へ戻るためのステップとなる病院や、長期的な療養を目的とした病院です。
ここではスピードや瞬発力よりも「患者さんの生活にどれだけ寄り添えるか」が何よりも重視されます。何種類もの薬を飲んでいる高齢者が多いため、不要な薬を整理する「減薬(ポリファーマシーの解消)」を医師に提案したり、退院後に自宅でミスなく薬を飲めるような工夫(一包化やカレンダーの活用など)を、看護師やケアマネジャーと連携してじっくりと進めていきます。

⭕️ 向いている人

仕掛け人タイプ、熱血漢タイプ、探究者タイプ

患者さんの生活の質(QOL)を上げるために、じっくりと問題解決策を考え、他職種と連携できる人に向いています。

向いていない人

ムードメーカータイプ、共感者タイプ

総合病院同様、患者さんの長期的な課題に深く入り込むため、感情的に疲れやすいタイプの方は注意が必要です。

まとめ

病院薬剤師と一口に言っても、働く病院が「急性期」なのか「慢性期」なのか、はたまた「大学病院」なのかで、日々の業務内容も忙しさも、そしてやりがいを感じるポイントも全く違ってきます。
「病院で働きたい!」と思ったら、まずは自分がどんな風に医療に関わりたいのか、自分の性格にはどんなスピード感や役割が合っているのかを分析することが大切です。
ぜひ今回のタイプ別診断を参考に、あなたらしく輝ける病院を見つけてくださいね!

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この記事を書いた人

楠木 かなえ

楠木 かなえ

薬剤師10年 企業経験2年 30代女性

薬剤師として現場で10年、その後企業(オフィスワーカー)として2年の経験を持つ30代女性。現在は派遣薬剤師として、様々な薬局と交流を深めながら薬剤師の転職支援や新しい働き方の提案を行っています。

現場と企業のハイブリッドな視点から、薬剤師の「新しい一歩」を応援します。

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