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タイプ別薬剤師適職診断

【真っ直ぐな努力家】 人間関係の板挟みから脱却!Xさんの大手チェーン転職ストーリー

楠木 かなえ

ナビゲーター:楠木かなえ

こんにちは!薬剤師の転職をサポートしている楠木かなえです。
今回は、「タイプ別薬剤師適職診断」で見事、自分にぴったりのキャリアと働きやすい環境を見つけたXさんの体験談をご紹介します。Xさんは、患者さんに慕われる穏やかな7年目の調剤薬局薬剤師でしたが、「職場の複雑な人間関係」にひどく消耗していました。
なぜ悩み、どうやってその解決策を見出したのか。同じように職場のしがらみに悩む薬剤師さんのヒントになるはずです!

Xさんの悩み:お局様と若手の板挟みでヘトヘトの毎日

Xさんは、調剤薬局に勤務して7年目になる中堅薬剤師。現在の店舗には5年ほど在籍しており、顔見知りの患者さんも多く、その穏やかで優しい性格からたくさんの患者さんに慕われていました。
しかし、そんなXさんの目下の悩みは「店舗内の人間関係」です。いじめに遭っているというわけではないのですが、実はXさんは5年も在籍しているのに、現在の店舗では「一番年下」のポジションでした。

その理由は、新しく新人や若手の薬剤師、医療事務が配属されてきても、みんな1年も持たずに辞めてしまうから。そして、若手が定着しない最大の原因が、この店舗に開業当初から君臨している「お局様」の存在でした。
辞めていった後輩たちは皆、仕事ができて自立心が高い優秀な人たちばかり。そのため、古いやり方に固執するお局様に意見をして目の敵にされたり、「お局様の言いなりになってまで働くくらいなら…」と自ら店舗を去っていきました。

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私はというと、辞めて他の職場でうまくやっていく勇気もないので、お局様に目をつけられないよう、ひたすら調子を合わせて波風を立てないように過ごしてきました。自分で色々と提案したり考えるのが少し苦手な部分もあり、言いなりになっていた方が正直楽だからです。

その甲斐あって、お局様からは「逆らわない子」として気に入られてはいたXさん。
しかし、内心では「お局様の言っていることは時代錯誤だし、若手の優秀な薬剤師が提案していることの方が明らかに正しいのに…」という葛藤を常に抱えていたのです。

気の強い若手が配属されてくるたびに、お局様との間でバチバチと衝突が起こります。Xさんはどちらとも角が立たないように気を遣って間を取り持つことにエネルギーをすり減らす毎日。心身ともにヘトヘトで、そろそろ我慢の限界を感じていました。
「異動したい…」と上に相談しても、「お局とうまくやれる人がXさん以外にいないから」という理由で、希望を聞き入れてもらうことはできませんでした。

なぜこの悩みを抱えてしまうのか? -タイプ診断から分析-

人間関係のしがらみに疲れ果てていたXさんに、当サイト適職診断を受けてもらいました。その結果、Xさんは【真っ直ぐな努力家】タイプであることが判明しました。

💡 真っ直ぐな努力家タイプの特徴

与えられた目標や役割に向かって、真っ直ぐにコツコツと成長したいという真面目な気持ちが強いタイプです。しかしその反面、業務とは関係のない「余計なしがらみ」や「複雑な派閥争い」などに巻き込まれると、本来の力を発揮できず、あちこちグネグネと曲がってしまい、気づけば自分の思い描いていたのとは違う方向に迷走してしまう傾向があります。

Xさんにとって、店舗内で起こっているお局様と若手の衝突やご機嫌取りは、まさに業務上あるべきではない「余計なしがらみ」そのもの。本当であれば、さっさと異動してこのようなしがらみのないフラットな環境に身を置くのが一番良いのです。

しかし、このタイプは「同じ場所に長くいると、多少の難や不満があっても、今いる場所がなんだかんだで居心地良く感じてしまう(変化を恐れる)」という側面も持ち合わせています。そのため、現状に不満を抱えつつも、自ら思い切って環境を変えることに対して、人一倍抵抗を感じていたのも頷けます。

タイプ診断を知ったXさんの感想・気づき

診断結果と分析をお伝えした時の、Xさんの反応はとても印象的でした。

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余計なしがらみが苦手というのは、本当にその通りです(苦笑)。

もちろん、派閥争いなんて好きな人はいないと思うんですけど、私は特に「どちらかについて味方をする」とか、「思い切って場所を変えて自分の新しい居場所を確保する」といった行動に出るのがすごく苦手で…。いつもどっちつかずな状態で、フラフラと間を漂っているんですよね。

診断の内容を読んで、「本当は安定した場所にずっと立っていたい。だけど、その場所を頑として譲らないほどのパワーも、戦う気力もない」という自分の弱さをズバリ言い当てられたような気がしました。

この結果を見て冷静に考えたXさんは、ある結論に達しました。
「私にとってのベストな環境って、『自分自身は異動せずに安定して働けるけれど、お局様のような絶対的な権力者や派閥が生まれないよう、周りの人員が適度に入れ替わって風通しが保たれる環境』なんじゃないかなと思いました。」
ただ、最大の問題は「果たしてそんな都合の良い環境が存在するのか?」ということでした。

診断のアドバイスに従って「大手調剤チェーン」へ転職!

Xさんの出した「理想の環境」の答え。実は、それに限りなく近い環境を見つける戦略があります。
それは、「店舗数が非常に多く、人の入れ替わりや異動が頻繁に行われる『大手調剤チェーン』」への転職です。

大手企業は「成長のため」「事業拡大のため」などの理由で人員の入れ替えが頻繁に行われるため、特定の店舗にずーっと何十年も居座って権力を握る「お局様」のような存在は生まれにくくなります。
しかし、ここで一つの懸念が生じます。それは「その環境では、自分自身もいずれ異動させられてしまうのではないか?」という点です。パートや契約社員といった雇用形態でない限り、正社員が一生同じ店舗を指定して働き続けることは原則として不可能です。安定を望むXさんにとって、頻繁な異動は避けたいところ。

そこでXさんが考えたのは、「配属された店舗で『かかりつけ薬剤師』として圧倒的な実績を作ること」でした。
かかりつけ薬剤師としての同意件数や算定数が多ければ多いほど、その店舗の収益や患者さんとの信頼関係に直結するため、会社側も簡単にその薬剤師を別の店舗へ異動させるわけにはいきません。

「どのみち、新しい環境に行けば患者さんのために頑張らないといけないことには変わりありません。それに、幸い私は患者さんには気に入られやすいタイプですから」
自分の強みを活かして「安定した居場所」を自ら作り出す。そう明確な目標と戦略を立てたXさんは、迷うことなく大手調剤チェーンへの転職を決意し、見事内定を勝ち取りました。

気になる転職後の生活は?

大手調剤チェーンへ転職し、新しい環境での生活がスタートしました。Xさんに、転職後の感想を伺いました。

大手に転職して一番違いを感じたのは、すべての店舗のオペレーションが細かいマニュアルによって完全に画一化されていることです。

誰がやっても同じ結果になる仕組みができているので、個人の感情やワガママによる「お局ルール」が入り込む余地が全くないんですよ。逆に言えば、若手が「もっとこうしたい!」と革新的な意見を出しても取り入れられにくいので、自分の裁量で色々やりたい『やり手』のタイプの薬剤師さんには居づらいかもしれませんね。

でも、私にはこの環境がものすごく合っているようです。毎日「これをやればいい」ということが明確化されていますし、基本的にはマニュアルと薬局長の指示以外には従わなくて良いんですから。理不尽な個人ルールに振り回されることがなくなり、本当に心が軽くなりました。

さらに、大手企業ならではのメリットも実感しているとのこと。
「定期的な異動で新しい人が来るたびに、ベースのしっかりしたマニュアルを損なわない程度に適度に新しい風が入ってくるので、人間関係が澱まず、本当にちょうど良い空気感が保たれています。
それに、大手はコンプライアンス管理が非常に厳しいです。もし派閥争いなどで職場の風紀を乱すような人がいれば、ハラスメントとしてすぐに組織から排除されやすいですし、いくら能力的に優秀であっても、人間関係のトラブルを起こす社員に対しては、会社として強気で対処してくれる安心感があります」

Xさんは、人間関係のトラブルやご機嫌取りといった「仕事以外の余計なこと」で悩まなくて済む、心から安心して働ける環境をようやく手に入れることができました。

今後やってみたいこと

最後に、Xさんの現在の目標と今後の意気込みです。

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今の会社に入社してまだ日が浅く、算定要件を満たしていないため、すぐには「かかりつけ薬剤師」になることはできません。

でも、要件を満たして算定できるようになったらすぐに患者さんから指名してもらえるように、今から少しずつ患者さんとの関係づくりを始めているところです。以前の職場では人間関係にばかり気を取られてヘトヘトになっていましたが、今度こそ純粋な目の前の「仕事」に集中して、薬剤師としての勤めをしっかりと全うしていきたいですね!


楠木かなえからのメッセージ

Xさんのストーリー、いかがでしたか?
「真っ直ぐな努力家」タイプの方は、真面目ゆえに周囲の顔色をうかがいすぎたり、波風を立てないよう理不尽な環境にも耐えようと無理をしてしまう傾向があります。
しかし、Xさんのように「自分が一番心穏やかに働ける環境(ルールが明確で個人のしがらみがない場所)」を見極め、そこに向けて適切な戦略(かかりつけ薬剤師として定着する)を立てることで、劇的に働きやすさを改善することができます。
大手調剤チェーンやドラッグストアは、システム化された働きやすさや、コンプライアンスの遵守という点で、人間関係の悩みを抱える薬剤師さんにとって非常に魅力的な選択肢の一つです。働き方や詳しい求人事情についてもっと知りたい方は、ぜひ下記のページをチェックしてみてくださいね!

この記事を書いた人

楠木 かなえ

楠木 かなえ

薬剤師10年 企業経験2年 30代女性

薬剤師として現場で10年、その後企業(オフィスワーカー)として2年の経験を持つ30代女性。現在は派遣薬剤師として、様々な薬局と交流を深めながら薬剤師の転職支援や新しい働き方の提案を行っています。

現場と企業のハイブリッドな視点から、薬剤師の「新しい一歩」を応援します。

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