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タイプ別薬剤師適職診断

【安心を与えるムードメーカー】 小規模薬局の重圧と謎ルールから大手へ!Hさんの転職成功ストーリー

楠木 かなえ

ナビゲーター:楠木かなえ

こんにちは!薬剤師の転職をサポートしている楠木かなえです。
今回は、「タイプ別薬剤師適職診断」でご自身の隠れた本質に気づき、見事キャリアチェンジを成功させたHさんの体験談をご紹介します。Hさんは、患者さんから慕われる明るい性格ながら、実は大きなストレスと職場の謎ルールに悩まされていました。「安心を与えるムードメーカー」タイプならではの葛藤と、それを乗り越えたストーリーは、人間関係や職場の環境に悩む薬剤師さんの背中を押してくれるはずです!

Hさんの悩み:対人業務のプレッシャーと職場の謎ルール

Hさんはある小規模薬局の薬剤師で、新卒から今年で4年目。
今の薬局には「家から近く、小規模ならではのドミナント展開のため、遠いところに配属されることがない」という理由で入社しました。
仕事はさほど忙しくなく、ワークライフバランスはとれる方、のはずなのですが…Hさんは最近お疲れ気味です。

明るい性格のHさんは患者さんから人気があります。「Hさんいる?」と言いながら薬局に入ってくる人が日に何人もいるくらいに。それは薬剤師としてありがたいことですが、実は服薬指導や相談応需が苦手なHさんにとっては、毎回冷や汗ものなのです。

💦

もちろん、これからの薬剤師は対人業務を推進していかなければならないことはわかっています。わかっているからこそ、対人業務が苦手でストレスを感じている自分が不甲斐なくて辛いんです。薬剤師としてこれから生きていくにあたって、致命的な苦手分野に悩んでいます…。

更にHさんの悩みはもう一つ。
小さい薬局故に、コンプライアンスがめちゃくちゃで、ハラスメントの巣窟になっていることでした。
怒鳴り散らしたり、あからさまなイジメや仲間外れはないものの、「それ、今の時代良くないんじゃない?」っていう、絶妙なラインのが多くて。一昔前まではそれがまかり通っていたんだろうけど、狭いコミュニティーで運営しているだけにこの会社だけポツンと時代に取り残されている感じです。

例えば、仕事の愚痴(しかも特定の個人の)を休日に長文LINEで送りつけてくる人が何人かいます。「どうしたら直してくれるだろう」「どうしたら思うように動いてくれるだろう」と本人は良かれと思って(?)一生懸命考えているのでしょうが、それを業務時間外に考えることを他者にも強要するのはアウトです。
しかし、この手の人達は「正義感」のつもりでやっているので、迷惑だと伝えても逆上するだけだとHさんは諦めています。本当は「正義感」ではなく、正義感ぶった文句を言いたいだけなのを知りながら。そうして相手をしてあげてしまうから余計にHさんにばっかり言いにきて、長文LINEの相手で休日を潰されがちなHさんなのでした。

なぜこの悩みを抱えてしまうのか -タイプ診断から分析-

そんなHさんに当サイトの「適職診断ツール」を受けてもらったところ、【安心を与えるムードメーカー】タイプであることがわかりました。

💡 安心を与えるムードメーカータイプの特徴

明るく朗らかな性格ですが、自己主張は強くなく、周囲の空気を読んで一歩引きがちな性格です。しかしその明るさは自信のなさの裏返しでもあり、ゆえに薬剤師においては患者さんからの予想外の質問にパニックに陥りがちです。
また、相手に気を遣って強く出られないため、ネチっこい人間関係が大の苦手。しかし優しく聞いてしまうため、周りは「この人なら聞いてくれる!」と思ってターゲットにしてしまう傾向があります。

そんなHさんには「誰でも一定以上のクオリティを出せるマニュアル」や「困ったときに助けてくれる仲間がたくさんいる環境」、そして「ハラスメントに対する対応がしっかりしている」という条件が揃った会社が良いでしょう。
薬局業界ならば大手チェーン、企業ならば薬事・品質系がおすすめの選択肢となります。

タイプ診断を知ったHさんの感想・気づき

診断結果をお伝えしたところ、Hさんは自分の現状と見事にリンクしていることに驚いていました。

😲

明るくて楽しい人だねってよく言われるけど…おちゃらけて誤魔化してたの、見抜かれちゃいましたね(笑)確かに仰る通りです。

実は今の会社、小さい会社だからか教育制度がちゃんと整ってなくて…。集合研修とかもなしに、入社式とオリエンテーションを初日にやった後、いきなり店舗に放り込まれたんです(笑)一応店舗OJTはありましたし、みんな聞けば答えてはくれるけど、あまり主体的に教えるのは得意じゃなさそうな感じ。口には出さないけど、「見て覚えろ」「そこまで言わなくてもわかるだろ」的な…。

で、自分みたいに「そこまで言われないと」わからない人間は、落ちこぼれ扱い。国家資格を持っている以上、会社の教育制度をアテにしちゃいけないんだけど、でも、どんな仕事でも最初はきちんとした教育から始まるものだと思うんです。

「教育をちゃんとしていないのに従業員を『使えない奴』扱いするのはマネジメントの怠慢ですよね。…ってこれ、その『使えない奴』側が言うべきことじゃないですよね(苦笑)いや、だからこそ会社は従業員にこんなこと言わせちゃいけないと思うんです。」
Hさんはそう語り、しっかりとした教育基盤のある大手企業への憧れを口にしました。

診断のアドバイスに従って大手調剤チェーンへ転職!

服薬指導が怖い。店舗の人間関係がネチっこくてめんどくさい。
この2点だけ見れば企業に転職した方が良いのかなとHさんは思いました。

「でも、人間関係はさておき、自分はまだ『薬剤師に向いてない』と決まったわけじゃない。ちゃんとした教育や仕組みの中でなら、ちゃんとやっていけるかもしれない。結果『企業の方が向いてた』というオチだとしても、ここで薬剤師を諦めるのは違う。」
そう考えて、Hさんは大手調剤チェーンへの転職を目指すことにしました。

大手は人の出入りが激しいので、よほど絞っている時期でなければ比較的受かりやすいとのこと。ちょうど、自分が薬キャリに登録したときにも3社ほど有名どころがありました。

結果、3社中2社は合格。1社は積極採用ではないので5年目以上のベテランのみ選考しているとのことでした。
残った2社を比較し、より教育制度がしっかりしてそうな方に入社を決めました。現職での根本的な悩みを解決するにはそれが1番だと思ったからです。
新しい会社、新しい職場。不安もありますが、期待に胸を膨らませて、Hさんは新卒からお世話になった会社を後にしました。

気になる転職後の生活は?

転職をしてまず最初に驚いたことは、とにかく大手はシステムやルールが整ってる!ということでした。

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調剤や鑑査、投薬の細かい手技や手順もある程度決められていて、逆に守るの大変じゃない?と思うほどでした(笑)と言ってもそれは前の会社のいい加減ルールと比べた場合の話で、覚えるまでは大変だけど、慣れたら体が覚えて苦にはならないレベルです。

壁にハラスメント対策の禁止用語とか貼ってあって、初日のオリエンテーションでも結構しっかりした研修があったし、しっかり対策してくれてる様子。うん、これなら安心して働けそう!って思えました。

そうは言っても、パートさんとかは言うこと聞かない人も多くて統制しきれない部分もあるみたいですが(笑)、度が過ぎる場合は会社としてきちんと対処する体制があるので、その点は安心です。前の会社は相談しても「適当にあしらっときなよ〜」でしたから。
しっかりシステムが整っていて、仕事に集中できる環境ができている。転職してから、かなり心穏やかに仕事ができるようになりました。
マニュアルや研修のおかげで自信がついてきたら、服薬指導もほとんど怖くなくなりました!

今後やってみたいこと

最後に、Hさんに今後のキャリアについて伺いました。

😊

環境さえ整っていれば、問題なく仕事ができることがわかったので、これからしばらくは薬局薬剤師として働こうと思います。
もし次転職を考えるとしたら、今回は見送った企業転職を考えてみるのも良いかもしれませんね!

自分の性格上の弱みや、環境とのミスマッチを冷静に分析し、自分に合った「仕組み」のある職場へ移ることで、見事に薬剤師としての自信を取り戻したHさん。笑顔でそう語る姿は、とてもイキイキとしていました。


楠木かなえからのメッセージ

Hさんのストーリー、いかがでしたか?
「対人業務が苦手」「人間関係に気疲れしてしまう」と悩む薬剤師さんは多いですが、それはあなた自身の能力不足ではなく、「環境の仕組み」が合っていないだけかもしれません。
Hさんのように「ムードメーカー」タイプで人に気を遣いすぎてしまう方は、属人的なルールで動く小規模薬局よりも、マニュアルやコンプライアンスが整備された大手チェーンや企業のほうが、余計なストレスなく実力を発揮できるケースが多くあります。
今の環境に息苦しさを感じているなら、まずは自分のタイプを知り、自分に合った「環境選び」を検討してみてはいかがでしょうか。調剤薬局やドラッグストアの転職事情について詳しく知りたい方は、ぜひ下記のページをチェックしてみてくださいね!

この記事を書いた人

楠木 かなえ

楠木 かなえ

薬剤師10年 企業経験2年 30代女性

薬剤師として現場で10年、その後企業(オフィスワーカー)として2年の経験を持つ30代女性。現在は派遣薬剤師として、様々な薬局と交流を深めながら薬剤師の転職支援や新しい働き方の提案を行っています。

現場と企業のハイブリッドな視点から、薬剤師の「新しい一歩」を応援します。

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